2017年03月17日

地域医療研修を経験して

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平塚市民病院研修医の『 渡部 統一 先生 』が、2016年度に湘南真田クリニック
と関連事業所で医師研修を受けられ、地域医療研修感想文を寄稿していただき
ましたので、ブログに掲載させていただきます。
これまで、19名の医師が前期研修のカリキュラムを当院で受けられました。
地域の方々のご協力に感謝申し上げます。

(2017年3月吉日 管理部)
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                『 地域医療研修を経験して 』
   
                            平塚市民病院研修医(2年目) 
                                       渡部 統一


 2015年度に湘南真田クリニックで研修をさせていただいて、在宅に関心が深かった自分にとって、とても満足した地域実習でありましたが、週1回のプログラムであったため、前回よりももっと現場で患者様とかかわる時間を増やし、充実させた時間にさせたいと思い、2016年度の地域医療研修を湘南真田クリニックで選択させていただきました。

 今回は1か月の期間であったため、地域医療のあり方を再度考えさせられました。例えば、デイでは、様々な疾患を抱えた患者様と一緒にリハビリに参加したり、歌を歌ったり、お菓作りに参加させていただきました。同じ目標に向かって作業を取り組むみなさんの姿勢がとても印象的でした。訪問診療では、居宅の他に、住宅型有料老人ホーム、介護付き有料老人ホーム、グループホームなどの施設に行かせていただき、患者様の診察はもちろんのこと、それぞれの施設の特性をも学びました。また、ケアマネージャーと一緒に在宅へ訪問し、ケアプランを作成したり、モニタリングに参加しました。また、訪問看護師と一緒に、体位変換、吸引、おむつ交換、口腔ケアなどの作法を学びました。

 今回の地域医療にて、ALSや、脳出血、脳梗塞などの脳血管障害、重度呼吸器疾患、悪性腫瘍の方などのターミナルの方の在宅医療の過ごし方は、現在、急性期病院で研修している自分にとって、すべて新鮮なものであり、感銘を受けました。1か月、患者様の近くで、実際に手を握りながら、会話し、診察できたことは、今後の自分の医者人生で財産になることを確信しています。それと同時に、医者と、患者様との信頼関係を築くことはもちろんのこと、看護師、薬剤師、ケアマネージャー、ヘルパーといったコメディカルとの連携も大切であることを再確認しました。医師がチーム医療の中でリーダーシップを図ることは当然ですが、コメディカルが話し合える場、発言しやすい環境作りを築いていくことも重要であると感じました。

 自分が幼い時から、祖父 叔父が青森で地域医療をしているところをみてきた頃を思い返してみると、今回の地域実習で、地域差は多少あるにせよ、おおまかな地域医療という枠組みが理解できた気がしました。大学病院、市中病院で研修していると、どうしても、急性期の医療へ視線が傾きがちになりますが、急性期医療の後の医療の重要性というものを、肌で感じることができて、とても満足した研修期間でした。

 1ケ月という短い期間でしたが、山本先生、中丸先生、辻先生をはじめ、湘南真田クリニックの方には、とても親身になってご指導いただき、大変感激しております。ありがとうございました。   

(投稿 2017年3月14日)


posted by smc at 16:45| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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